面接の交通費は支給される?企業負担の条件や自己負担になるケースを解説
2026/5/29 更新
就職・転職活動を進める中で、面接のたびにかかる交通費について、企業から支給されるのか気になる方もいるのではないでしょうか。 本記事では、面接の交通費が支給される条件や自己負担になるケース、企業への確認方法や節約術まで詳しく解説します。事前に確認しておくことで、無駄な出費を抑えながら就職活動を進められるでしょう。
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■目次
- 1.面接の交通費は原則として企業負担ではない
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①交通費支給に関する法律上のルール
②交通費の支給は企業ごとの判断による
- 2.面接の交通費が支給される主なケース
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①選考が進んだ段階(最終面接など)
②遠方からの面接の場合
③企業側から支給の案内がある場合
- 3.面接の交通費が自己負担になる主なケース
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①一次面接・二次面接などの初期選考
②近距離での移動の場合
③支給対象外と明記されている場合
- 4.面接の交通費支給の確認方法と適切な聞き方
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①求人票・募集要項で確認する方法
②企業へメールで確認する際のポイント
- 5.面接の交通費を自己負担する場合の節約方法
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①交通系ICカードや割引切符の活用
②オンライン面接への切り替えの打診
- 6.面接の交通費の主な受け取り方法
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①当日現金で受け取る場合
②後日銀行振込で受け取る場合
③電子マネー・QRコード決済で受け取る場合
- 7.まとめ
面接の交通費は原則として企業負担ではない
実は、 「面接の交通費を企業が負担しなければならない」という決まりはありません。まずはその法的な背景と、企業ごとの対応の実態を理解しておきましょう。
交通費支給に関する法律上のルール
結論から言うと、面接時の交通費支給を企業に義務づける法律は存在しません。
労働基準法をはじめとする労働関係法規は、雇用契約が成立した後の労働者の権利を守ることを主な目的としており、採用選考の段階にある求職者の交通費については規定されていません。
つまり、
企業が面接の交通費を支給するかどうかは企業の判断に委ねられており、支給しなくても法律違反にはなりません。求職者側も、企業が支給を明示していない限り、交通費の支給を請求する権利は原則としてないため、この点はあらかじめ把握しておきましょう。
交通費の支給は企業ごとの判断による
面接で交通費が支給されるかどうかは、各企業が採用方針や予算に応じて独自に決定しています。
全応募者に一律支給するケースもある一方、一切支給しない方針をとっているところも多く、企業規模や業種だけで一概には判断できません。
また、支給する場合でも金額に上限を設けているケースがほとんどです。例えば
「実費支給・ただし上限◯万円」「新幹線は乗車券のみ、グリーン車・指定席料金は対象外」「飛行機利用は事前承認が必要」といった条件が付く場合があります。
上限を超えた分は自己負担となるため、遠方からの移動で交通費の支給を受ける予定がある場合は、事前に上限額やその他の条件を確認しておきましょう。
面接の交通費が支給される主なケース
法的義務はないものの、企業によっては一定の条件を満たした応募者に交通費を支給している場合があります。
ただし、あくまでも企業ごとに判断が異なるため、必ず支給されるとは限りません。事前に確認しておくことをおすすめします。
選考が進んだ段階(最終面接など)
一次面接や二次面接では交通費を支給しない企業でも、
最終面接や役員面接など選考の終盤では支給してくれる場合があります。これは、最終面接まで進んだ候補者が採用に近い存在であるためです。企業側も採用コストとして交通費を計上しやすいという背景があります。
とくに競合他社と人材の取り合いになる場面では、交通費を支給すること自体が候補者の意思決定に影響することもあり、採用を強化している企業ほどこの傾向が見られます。最終面接の案内が来た際には、交通費について案内がないか注意深く確認してみましょう。
遠方からの面接の場合
応募者が他県や他地方など、遠方に在住している場合、交通費が支給される可能性が高まることがあります。新幹線や飛行機を使わなければならない距離であれば、企業も相応の費用がかかることを理解しており、支給を検討する場合があるためです。ただし、支給の有無は企業ごとに異なり、 「〇km以上の場合に支給」「東京23区外在住者のみ対象」など独自の条件を設けているところもあります。遠方から面接に向かう場合は、交通費について入念に確認しておきましょう。
企業側から支給の案内がある場合
面接の日程連絡や案内メールの中に、
「交通費は全額をご支給いたします」「当日、受付にて交通費をお渡しします」などの記載がある場合は、企業から支給の意思が示されています。この場合は、案内に従って領収書や経路の記録を準備しておきましょう。
企業から明示的な案内がない場合に、自ら請求するのはマナー上難しい面もありますが、事前にメールで確認すること自体は問題ありません。
面接の交通費が自己負担になる主なケース
面接で交通費が支給されるケースもある一方で、多くの場合、面接にかかる交通費は自己負担です。どのような場合に交通費が自己負担になるのか、事前に確認しておきましょう。
一次面接・二次面接などの初期選考
応募者が多い初期選考の段階では、
企業が全員の交通費を負担するのはコスト面から難しく、自己負担となるのが一般的です。とくに一次面接はエントリー者全員が対象になることもあるため、交通費が支給されないケースが多いです。
就職活動では複数の企業の面接を並行して受けることも多くなります。初期選考の交通費だけでも積み重なると大きな金額になります。自己負担を前提に、交通費を含めた就活の予算をあらかじめ確保しておくことが大切です。
近距離での移動の場合
応募者が企業の近くに住んでいる場合や、交通費が数百円程度などごく少額の場合は、企業が支給対象外としているケースが多くあります。
「往復◯円未満は支給対象外」など、一定の金額以下は自己負担とする基準を設けている企業も存在します。
近距離であっても交通費の有無を事前に確認することは可能ですが、少額の交通費について問い合わせることで印象を損ねる可能性もあります。状況に応じて判断しましょう。
支給対象外と明記されている場合
求人票や募集要項、または面接案内のメールなどに 「交通費の支給はございません」「選考時の交通費は自己負担となります」と明記されている場合は、交通費は支給されません。こうした記載がある場合に改めて交通費を請求することは、企業側の印象を悪くする可能性があるため避けると良いでしょう。応募前に募集要項をよく読み、交通費に関する記載を事前に把握しておくことで、当日慌てずに済みます。
面接の交通費支給の確認方法と適切な聞き方
交通費が支給されるかどうかわからない場合は、事前に確認しておきましょう。ここからは、企業側への印象を損ねずに確認するためのポイントを紹介します。
求人票・募集要項で確認する方法
最初にチェックすべきなのが、求人票や募集要項の記載内容です。
「選考交通費支給」「面接交通費:実費支給(上限あり)」などの記載があれば、企業が支給する意思があることがわかります。
転職サイト経由で応募している場合は、
求人ページの「待遇・福利厚生」欄や「応募前の注意事項」などにも記載されていることが多いです。面接の案内メールにも記載されている場合があります。細かい文言までしっかり確認しましょう。
求人票の段階で明確な記載があれば、企業に問い合わせる必要はありません。
企業へメールで確認する際のポイント
求人票や案内文に記載がなく、
どうしても確認したい場合は、メールで丁寧に問い合わせるのがおすすめです。電話よりもメールのほうが相手の負担が少なく、記録にも残るため双方にとって安心してやり取りできます。確認する際は、
「交通費を出してほしい」というニュアンスではなく、「交通費の準備の都合上、事前に確認したい」という姿勢を示すことが大切です。
きちんと理由を添えたうえで丁寧な言葉遣いで問い合わせれば、企業側への印象を損ねることなく交通費の支給の有無を確認できるでしょう。
面接の交通費を自己負担する場合の節約方法
交通費が自己負担となった場合でも、工夫次第で出費を抑えることは可能です。転職・就職活動が長引くほど交通費の総額は増えるため、日ごろから節約を意識しておくことが大切です。
交通系ICカードや割引切符の活用
SuicaやPASMOなどの交通系ICカードを利用すると、多くの路線で切符よりも数円程度安くなる場合があります。一部の鉄道会社では、割引サービスや企画乗車券が利用できる場合があるので、購入の際に確認するのもよいでしょう。
新幹線を利用する場合は、早期購入割引や格安チケットショップ、公式アプリの割引を活用すると交通費を抑えることが可能です。
飛行機を利用する場合は、早割の活用やLCC(格安航空会社)の利用を検討するとよいでしょう。
面接の
日程が決まったら、できるだけ早めに交通手段を手配するのがポイントです。
オンライン面接への切り替えの打診
遠方への移動が必要な場合や交通費の負担が大きい場合、
ZoomやTeamsなどを使ったオンライン面接への切り替えを丁寧に打診することも選択肢の一つです。コロナ禍を経て、多くの企業がオンライン面接の体制を整えており、柔軟に対応してもらえるケースも増えています。
ただし、
打診の際は「交通費が惜しいから」という表現は避け、「遠方のため日程調整の観点から」など前向きな理由を添えて伝えることが大切です。
企業の採用フローによっては対面を必須としているケースもあるため、あくまで打診にとどめ、企業の意向を尊重しましょう。
面接の交通費の主な受け取り方法
交通費が支給される場合でも、受け取り方は企業によって異なります。事前に受け取り方を把握しておくと、当日スムーズに対応できるでしょう。
当日現金で受け取る場合
面接の交通費の受け取り方として、とくに多いのが面接当日に受付や担当者から現金で精算してもらうパターンです。新卒・転職いずれの場合も、企業から事前に「領収書をご持参のうえ、ご提出ください」と案内されるケースもあります。
全額支給か一部支給かも確認しておくと安心です。領収書が必要な場合は、交通機関の窓口で発行してもらうか、ICカードの利用明細を印刷して持参しましょう。念のため、面接にかかった交通費の経路と金額をメモしておくことをおすすめします。
後日銀行振込で受け取る場合
面接後に、交通費を銀行振込で支給する企業もあります。この場合は、
面接後に交通費の申請書や経路・金額の報告をメールや書面で提出するよう求められることが多いです。新卒採用・転職採用ともに手続きの条件は企業によって異なるため、案内をよく確認しましょう。
交通費の精算には、口座情報の提供が必要になる場合があります。振込のタイミングは企業によって異なり、数日後から数か月かかるケースもあります。不明な点は採用担当者に確認しておくと安心です。
電子マネー・QRコード決済で受け取る場合
近年は、PayPayや楽天ペイなどのQRコード決済や、電子マネーで面接の交通費を支給する企業も徐々に増えています。
キャッシュレス化の進展に伴い、とくにスタートアップやIT系企業などで採用されているケースがあります。支給条件や上限金額はサービスによって異なるため、案内をよく確認しましょう。
この方法で受け取る場合は、対応するアプリを事前にインストールしておく必要があります。案内が来た際には、どの決済サービスを使うのかを確認し、事前に準備しておきましょう。
まとめ
面接の交通費を支給するかどうかは、完全に企業の判断に委ねられています。新卒・中途いずれの選考においても、初期段階や近距離移動では自己負担となるケースが多いです。一方で、最終面接や遠方からの応募者に対しては全額支給される可能性もあります。
新卒の就職活動ではとくに面接の回数が多くなりがちなため、自己負担の場合でも費用を抑える工夫をしておくことが大切です。
就職・転職活動は、交通費を含めて無駄な出費を防ぎながら、計画的に進めていきましょう。
