フリーターの就活の進め方やコツ、就職を勝ち取るためのポイントを伝授!

2024/5/28 更新
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■目次
- 1.フリーターの就活においてカギとなる要素は?
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・フリーターの就職はハードルが高い?
・企業がフリーターに抱く懸念
- 2.フリーターの就活の進め方【1】自己分析
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・就活に向けて自己分析する
- 3.フリーターの就活の進め方【2】情報収集・求人選定
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・情報を収集し応募する企業を選定する
- 4.フリーターの就活の進め方【3】応募書類の作成・応募
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・履歴書・職務経歴書を作成して応募する
- 5.フリーターの就活の進め方【4】面接対策
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・面接できちんと回答できるよう準備する
- 6.フリーターが就活を成功させるためのポイント
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・なるべく若いうちに就職活動を始める
・フリーター歴が長くなるほど就職が難しくなる
・ビジネスマナーを意識する
・ハローワークや就職エージェントを利用する
- 7.まとめ~ フリーターから正社員を目指すなら工場求人ナビへ!
フリーターの就活においてカギとなる要素は?
フリーターの就職はハードルが高い?
フリーター(※)を卒業して就職したいと思っても、就職活動をどうやって進めればいいのかわからず、なかなか行動に移せない人も多いのではないでしょうか。あるいは、「選考を勝ち抜く自信がない」「特別なスキルがないからフリーター以外はムリ」と、就職を諦めている人もいるかもしれません。
しかし、アルバイトやパートの経験しかないフリーターでも、しっかりと準備をして就活に臨むことで、正社員就職を勝ち取ることは十分可能です。
ただし、フリーターからの正社員就職は、ややハードルが高くなるのも事実です。中途採用の現場や就職市場において、フリーターは実務経験や社会人経験がないと見なされることが多く、社会人としてスキルを積んだ正社員からの転職者(応募者)と比べると、選考で不利になる傾向があるからです。
企業がフリーターに抱く懸念

また、多くの企業がフリーターに対して、「すぐに辞めてしまうのではないか」と懸念していることも知っておく必要があります。フリーターは責任ある仕事に携わったことや、組織に属した経験がないないため、採用する企業側からすると「責任や努力が求められる環境への耐性がない」=「音を上げて辞める可能性が高い」というイメージがあり、採用するリスクが大きいフリーターをどうしても敬遠してしまうのです。
したがって、フリーターが就活を進めるうえでは、いかにして企業が抱くイメージや懸念を払拭し、自身のポテンシャルを示せるかがカギとなるでしょう。
(※1)フリーターとは/内閣府では「学生や主婦を除く15~34歳の若年者のうち、パート・アルバイトの雇用形態を主な仕事としている者、あるいは、就職する意思を持っている求職中の無職者」をフリーターと定義づけています。
フリーターの就活の進め方【1】自己分析
では、フリーターから正社員を目指そうと思ったとき、どのような手順で就職活動を進めていけばいいのでしょうか。ここからは、フリーターの就活の進め方やコツついて、順を追って解説していきます。
就活に向けて自己分析する

まず、就活の準備としてやっておきたいのが「自己分析」です。就職に対する自分の思いや方向性が見えないまま、ただ漠然と就活に臨んでも、企業がフリーターに抱く懸念を払拭することはできません。就活を本格的に始める前に、以下の内容・手順で自己分析し、自分自身としっかり向き合うことから始めましょう。
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【自己分析の内容・手順】
《1》なぜフリーターをしていたのか、フリーター経験で得たものはなにか
《2》今回、なぜ就職しようと思ったのか
《3》就職して実現したいこと、目指したいことはなにか
《4》自分の強みや弱みはなにか、強みを生かせる(やってみたい)仕事はあるか
《5》就職先選びで重視する待遇や条件はなにか(優先順位を付ける)
《6》どのような観点で就職先の企業や仕事を探しているのか
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このように、自分の経験や希望、将来に向けた目標などを洗い出すことで、就活の方向性や目指すべきことが少しずつ見えてきます。また、上記の内容についてしっかり把握・整理しておけば、無駄な応募やミスマッチを防ぐことができますし、就活における応募書類や面接などでも、企業からの評価を得やすくなるでしょう。
フリーターの就活の進め方【2】情報収集・求人選定
情報を収集し応募する企業を選定する

自己分析で自分の希望や目標が見えてきたら、それをもとに就職したい業界や企業の情報を収集し、応募する企業(求人)を探していきます。その際には、希望する仕事内容や給料、福利厚生などの勤務条件とともに、企業の社風やビジョンなども考慮することで、入社後のミスマッチを回避しやすくなります。
また、フリーターの仕事は実務経験として見なされない場合が多いため、経験者を求めている求人は避け、未経験歓迎・経験不問の求人を選ぶのがおすすめです。とくに人手不足の業界・業種(製造業・建設業・運輸業・介護業・サービス業など)の企業は、実務経験やスキルを問わない求人が多いので、フリーターにも狙い目となるでしょう。そのほか、アルバイト経験のある業種や職種の企業を選ぶのもひとつの方法です。アルバイト先で身につけたスキルが応募先でアピールできれば、面接などで評価される可能性もあります。
こうして応募する企業を3~5社ほど選定しますが、選ぶ際には勤務条件に優先順位を付け、自分にとって譲れない条件と妥協できる条件を決めておくと、比較的スムーズに企業選定が進められます。それでも応募先が決められないときは、周囲の人やハローワーク、就職エージェントなどに相談してみましょう。第三者からの客観的なアドバイスを受けることで、自分では気づかなかった意外な選択肢が見つかるかもしれません。
フリーターの就活の進め方【3】応募書類の作成・応募
履歴書・職務経歴書を作成して応募する

応募先の企業が決まったら、応募書類(履歴書・職務経歴書)を作成して応募します。応募書類は選考の第一関門となるため、作成する際には以下のポイントや注意点を意識し、採用担当者にプラスな印象を与えることが大切です。
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【応募書類を作成する際のポイント・注意点】
《1》誤字・脱字や記入漏れはNG。書き損じたら新しい履歴書に書き直す
《2》履歴書の内容に嘘を書くのは厳禁
《3》ネットで紹介している自己PRなどのテンプレートを、そのままコピペして使わない
《4》自己PRでは企業が求める人物像を意識し、自分の意欲や強み、熱意をアピールする
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では、上記《1》~《4》の内容について詳しく見ていきましょう。
《1》《2》については応募書類を書く際の基本的なマナー・規則です。とくに、応募先に提出する履歴書は公的な書類となりますので、学歴・職歴・資格・志望動機などを含めて、すべて真実を記載しましょう。もし、採用後に嘘を書いたことが発覚した場合、採用が取り消しになる可能性もあります。
《3》自己PRや志望動機などを記入する際、ネットで紹介しているテンプレート(定型文)をそのまま使うのもNGです。採用担当者はこれまで何人もの履歴書をチェックしているので、内容が定型文のコピペあることがすぐにバレてしまいます。テンプレートを参考にすること自体に問題はありませんが、自身の経験やエピソードを肉付けしたり、言葉や言い回しをアレンジするなど、自分で考えたオリジナルの文章を使うようにしましょう。
《4》採用担当者の目に留まる自己PRを書くためには、「応募企業に就職したい」という熱意と、「入社後、どのように会社に貢献していきたいのか」という意気込みを、根拠を示してアピールすることが重要です。自分自身の適性や経験、強みが「応募企業でどのように生かせるのか」を、企業が求める人物像に重ねて伝えましょう。
フリーターの就活の進め方【4】面接対策
面接できちんと回答できるよう準備する

就活において、避けて通れない大きな関門となるのが面接です。応募書類の内容が完璧であっても、対面できちんと受け答えができないと、面接官に好印象を与えることはできません。とくに、フリーターの面接では、「なぜフリーターをしてきたのか」「なぜフリーターを卒業して就職しようと思ったのか」という質問をされるケースが多いため、それに対してきちんと答えられるよう、しっかり準備しておくことが重要です。
もちろん、面接においても変につくろったり、嘘をついたりするのはおすすめできません。たとえ安易にフリーターを続けてきたとしても、まずはその事実と反省の気持ちを正直に伝えましょう。そのうえで、「将来の目標を定めて真剣に就職を目指している」という確固たる意思を言葉にできれば、仕事に対する前向きな姿勢や熱意が面接官に伝わり、企業がフリーターに抱く懸念も払拭できるでしょう。
フリーターが就活を成功させるためのポイント
では最後に、フリーターが就職活動を成功させ、正社員就職を勝ち取るためのポイントについて解説します。
なるべく若いうちに就職活動を始める

就職サイトなどの求人情報には、「求人で年齢を制限することは禁止」とする雇用対策法の原則に従い、年齢制限の条件が記載されていません。とはいえ、実際には採用する企業側にも希望する人材の年齢層があり、若い人材が求められる傾向にあるのも事実です。
よって、フリーターから正社員を目指す場合も、できるだけ若いうちに就活を始めることが、採用の可能性を上げるポイントとなってくるでしょう。
フリーター歴が長くなるほど就職が難しくなる

就職サイトなどの求人情報には、「求人で年齢を制限することは禁止」とする雇用対策法の原則に従い、年齢制限の条件が記載されていません。とはいえ、実際には採用する企業側にも希望する人材の年齢層があり、若い人材が求められる傾向にあるのも事実です。
よって、フリーターから正社員を目指す場合も、できるだけ若いうちに就活を始めることが、採用の可能性を上げるポイントとなってくるでしょう。
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【フリーターの期間別・正社員就職できた人の割合】
●フリーター期間6ヵ月以内……64.0%
●フリーター期間6ヵ月~1年以内……58.3%
●フリーター期間1年~2年以内……52.2%
●フリーター期間2年~3年以内……58.9%
●フリーター期間3年以上……48.9%
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このように、フリーター期間が6ヵ月以内であれば6割以上の人が正社員として就職できたのに対し、期間が3年以上になるとその割合が半数以下になることがわかります。よって、フリーターから正社員就職を目指すのであれば、できるだけ早く(今すぐにでも)就活を始めることをおすすめします。
※参考資料/フリーターに関する厚生労働省の広報資料
ビジネスマナーを意識する

一般的にフリーターは社会人経験がないと見なされるため、基本的なビジネスマナーも知らないと思われがちです。よって、ビジネスマナーが身についていることを示せれば、採用担当者に好印象を与えやすく、人材としての評価もプラスにつながるでしょう。
面接時の身だしなみや対応はもちろん、面接までの担当者とのやりとりや提出書類の作成においても、細部までマナーを意識して取り組むことが大切です。もし、ビジネスマナーについてわからないことがあれば、ネットや参考書で調べたり、就職サポートの指導を受けたりするなど、事前にしっかり確認しておくようにしましょう。
ハローワークや就職エージェントを利用する

一人で就活を進めるのが不安な人は、ハローワークや就職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。ハローワークは全国の都道府県に設置されており、地元企業を中心としたさまざまな求人を扱っているので、業界や職種、企業の選択肢を広げられます。また、就職エージェントに登録すれば、自分の希望・適性に合った求人はもちろん、特定の業種に絞った求人や、サイトに掲載されていない非公開求人なども紹介してもらえます。
いずれも、仕事選びの相談やアドバイス、応募書類の作成支援、面接対策など、就職・転職のさまざまなサポートを受けられますので、就活が初めての人にも心強い味方となってくれるでしょう。
まとめ~ フリーターから正社員を目指すなら工場求人ナビへ!
今回はフリーターの就職活動の進め方やコツ、就活成功のポイントについて解説しました。ぜひこの機会に、ご紹介した情報を参考にしながら就活をスタートさせ、念願の正社員就職を勝ち取ってくださいね!
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