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塗装工の仕事内容や年収、向いている人の特徴、未経験から目指す方法を解説

塗装工の仕事内容や年収、向いている人の特徴、未経験から目指す方法を解説

2025/12/18 更新

  1. ■目次
    1.塗装工の関連業種と具体的な仕事内容
    ①塗装工とは
    ②製造業の塗装工の仕事内容
    ③建築業の塗装工の仕事内容
    2.塗装工の年収相場
    3.塗装工に向いている人の特徴
    ①体力に自信がある人
    ②手先が器用で丁寧な仕事ができる人
    ③コツコツと地道に仕事に取り組める人
    ④臭いや汚れに対して抵抗がない人
    4.塗装工の仕事に役立つ資格
    ①塗装技能士
    ②有機溶剤作業主任者
    5.未経験から塗装工になるには?
    ①塗装工は未経験OKの求人が多い
    ②塗装工の求人を探すには?
    6.まとめ

塗装工の関連業種と具体的な仕事内容

塗装工とは

塗装工とは

塗装工とは、ペンキなどの塗料を用いて、さまざまな工業製品や建造物を塗装する専門職です。単に塗装を施して美観を整えるだけでなく、対象物を紫外線や雨風などから保護し、耐久性や機能性を向上させる重要な役割を担います。

塗装工の仕事は、大きく分けて「製造業の塗装工」「建築業の塗装工」の2つに分類され、それぞれ塗装する対象物や作業環境、必要な技術が異なります。以下、両者の仕事内容を詳しく見ていきましょう

製造業の塗装工の仕事内容

製造業の塗装工の仕事内容

製造業の塗装工は、工場などの製造現場で、工業製品に塗装を施すのが主な仕事となりますが、工場によって塗装する対象物は多岐にわたります。

  1. 【自動車部品の塗装】
    自動車製造工場で、自動車のボディやバンパー、ドアパネルなどの部品を塗装する。
    【自動車の板金塗装】
    自動車整備工場などで、自動車の外装のへこみや傷などを板金加工で修復し、パテ埋め・研磨後に塗装を施して仕上げる。
    【家電製品の塗装】
    家電メーカーの工場で、冷蔵庫やエアコンなどの外装パネルや部品を塗装する。
    【金属製品の焼付塗装】
    金属製品を扱う工場で、金属製の部品に粉体塗料などを吹き付け、熱処理を施して定着させる。
    【木材製品の塗装】
    家具・建材工場などで、住宅用の床壁材や建材、家具などの木材製品を塗装する。
    【大型部材の防さび塗装】
    建築資材や鉄鋼材などを扱う工場で、建設用の鉄骨や機械、橋梁部品などの大型部材に、防さび用の塗料を塗る。



ここ近年、製造業の現場ではロボットによる自動塗装が主流となっており、塗装工は機械オペレーションや付帯作業を担当するケースが多くなっています。ただし、機械では対応できない細かい場所や、繊細な仕上げが求められる部分は、エアスプレーなどを使った手作業で仕上げられます。

また、塗装の品質が重視される自動車の製造工場では、経験豊富な塗装工が最終工程の塗装検査を行い、塗装のムラや質感などの仕上がり状態を、人の目と手で細かくチェックします。

建築業の塗装工の仕事内容

建築業の塗装工の仕事内容

建築業の塗装工は住宅メーカーや建設会社、塗装専門の工務店などに勤務し、建築物全般に対する塗装工事を担当します。新築の建物はもちろん、既存の建物のリフォームや改修工事の際に、外壁や屋根、外装・内装材などを塗装するのが主な仕事です。

製造業の塗装工の作業は機械による自動化が進んでいますが、建築業の塗装工の場合は手作業による塗装が基本となり、塗装工事における各工程の実務も塗装工が行います。以下、建築業における塗装工の仕事の流れを見ていきましょう。

  1. 【色彩設計】
    建物の美観や部材の機能性を考慮し、素材や用途に適した適切な色合いの塗料を選定・調合する。
    【施工計画書作成】
    塗装工事の施工工程や作業手順、スケジュールなどを設定し、滞りなく工事を進めるための施工計画書を作成する。
    【塗装作業】
    塗装箇所の汚れ落としや下地処理、周囲のマスキングなどを行ったあと、刷毛やブラシ、スプレーなどを使って塗料を塗り、中塗り・上塗りの工程を経て仕上げる。
    【塗膜検査】
    塗装後に、塗膜の厚さや仕上がり状態をチェックする。



塗装工の年収相場

  
塗装工の年収相場

厚生労働省「賃金構造基本統計調査(令和5年)」のデータから算出すると、塗装工(塗装従事者)の平均年収は約460万円となっています(毎月の給与額と年間賞与から算出)。国内一般労働者の平均年収が約470万円であることから、塗装工の年収は、ほぼ平均値と同等の水準といえるでしょう。

また、塗装工の平均年収を年代別にみると、19歳までが約250万円、20~24歳が約330万円、25~30歳が約360万円と年齢を重ねるにつれて増加し、55~59歳の約580万円がピークとなっています。ただし、勤務先の規模や地域によっても年収に開きがあり、従業員数が多い都市部の企業ほど年収が高い傾向にあるようです。

※参考資料/厚生労働省「賃金構造基本統計調査(令和5年)」
賃金構造基本統計調査 令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

塗装工に向いている人の特徴

  

どんな仕事にも言えることですが、塗装工の仕事にも向き・不向きがあります。以下、塗装工の仕事の適性や、向いている人の特徴を見ていきましょう。

  1. 《塗装工の仕事の適性・向いている人の特徴は?》
    ●体力に自信がある
    ●手先が器用で丁寧な仕事ができる
    ●コツコツと地道に仕事に取り組める
    ●臭いや汚れに対して抵抗がない



体力に自信がある人

体力に自信がある人

塗装工の仕事は、立ったままや中腰での作業が多くなります。とくに、建築業の塗装工の場合、暑さ・寒さが厳しい屋外での作業も多く、重量物を運んだり、不安定な足場を上り下りしたりする必要もあるため、それ相当の体力が求められます。
一方で、機械のオペレーションなどが中心となる製造業の塗装工は、建築業の塗装工と比べて体力の消耗は少なくなりますが、やはり長時間の立ち仕事や現場作業が多いため、体力に自信がある人の方が適していでしょう。

手先が器用で丁寧な仕事ができる人

手先が器用で丁寧な仕事ができる人

塗装の仕上がりは、建物や製品の美観とともに、防水性や耐久性といった機能面にも大きく影響します。そのため、塗装工には細かい作業をこなす手先の器用さや、完璧な仕上がりを追求する仕事の丁寧さが求められます。

コツコツと地道に仕事に取り組める人

コツコツと地道に仕事に取り組める人

塗装の仕事に必要な技術は、すぐに身に付くものではありません。はじめは、塗装の補助作業や見習いからスタートし、現場で実務経験を積みながら少しずつ技術を身につけていきます。そのため、日々の作業を通して技術力の向上に励み、地道にコツコツと仕事に取り組める人が向いているでしょう。

臭いや汚れに対して抵抗がない人

臭いや汚れに対して抵抗がない人

塗装の仕事では、どうしても塗料が手や衣服などに付着しやすく、シンナーなど有機溶剤特有の刺激臭の中で作業しなければいけないこともあります。そのため、ある程度の汚れや臭いに対して抵抗がない人や、あまり気にならない人に向いているでしょう。逆に、臭いや汚れに敏感な人には厳しい仕事かもしれません。

塗装工の仕事に役立つ資格

  

塗装工として働くうえで必須となる資格はありませんが、取得することで仕事に役立つ資格や、キャリアアップにつながる資格はいくつかあります(以下参照)。

  1. 《塗装工におすすめの国家資格》
    ●塗装技能士
    ●有機溶剤作業主任者



塗装技能士

塗装技能士

国の技能検定のひとつである「塗装技能士」は、塗装工としての技能レベルを証明する国家資格で、「木工塗装」「金属塗装」「建築塗装」「橋梁塗装」「噴射塗装」の5つのカテゴリーに分かれています。それぞれ1級(上級技能者)、2級(中級技能者)、3級(初級技能者)のレベルが設定され、受験するためには1級で7年以上、2級で2年以上、3級で6ヵ月以上(※)の実務経験が必要となります。

※例外として、塗装技能士3級の試験は工業高校・専修学校・職業訓練校を卒業、または在学していれば実務経験がなくても受験できます。

有機溶剤作業主任者

有機溶剤作業主任者

国家資格の「有機溶剤作業主任者」も、塗装工の仕事に役立つ資格のひとつです。有機溶剤を取り扱う企業は、有機溶剤作業主任者を選任することが義務づけられており、塗装作業においてもシンナーなどの有機溶剤を使用するため、資格を持っていると現場で重宝されます。
有機溶剤作業主任者の資格は、2日間の技能講習を受けて修了試験に合格すれば取得できます。修了試験の合格率は90%以上で、満18歳以上であれば学歴や実務経験を問わず受講できますので、比較的取得しやすい資格といえるでしょう。

未経験から塗装工になるには?

塗装工は未経験OKの求人が多い

塗装工は未経験OKの求人が多い

塗装工は学歴や実務経験を問わない求人が多く、未経験者でもチャレンジしやすい職種のひとつです。
建築業の塗装工の場合は、まず先輩をサポートする見習いとしてスタートし、現場経験を積みながら、専門的な技術を身につけていくことができます。製造業の塗装工の場合も、はじめは塗装の補助作業(マスキング作業、塗料や工具類の準備・管理、塗装ロボットの監視など)に携わりながら、将来的により専門性の高い技能職にキャリアアップできるチャンスもあります。

塗装工の求人を探すには?

塗装工の求人を探すには?

ハローワークでも地元を中心とした塗装工の求人を扱っていますが、製造業や建築業に特化した就職エージェントに登録すれば、業界の動向や関連企業の詳しい情報が得られ、自分にマッチした求人はもちろん、非公開の求人を紹介してもらえる場合もあります。 また、プロのアドバイザーに相談しながら、就職活動で必須となるさまざまなサポートを受けることができるので、一人で仕事探しをするのが不安な人や、就活が初めてという人にもおすすめです。

まとめ

  
まとめ

今回は、塗装工の仕事内容や年収相場、向いている人の特徴や未経験から目指す方法について解説しました。

塗装工は未経験でもチャレンジしやすく、日々の実務を通して手に職を付けたい人におすすめの職種です。また、現場でコツコツと経験を積みながら、塗装技能士などの資格を取得することで、さらなる収入アップ&キャリアアップも期待できます。塗装工は未経験OKの求人も多くありますので、塗装の仕事やモノづくりに興味がある方は、ぜひこの機会に応募を検討してみてはいかがでしょうか。

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