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日勤・夜勤・交替制など、知っておきたい工場の勤務体系について徹底解説!

日勤・夜勤・交替制など、知っておきたい工場の勤務体系について徹底解説!

2024/2/14 更新

日勤とは、朝から夕方まで働く一般的な勤務スタイルを指します。生活リズムが整いやすく、家庭やプライベートとの両立がしやすいことから、幅広い世代に人気があります。一方で、夜勤や交替制勤務と比べると収入面では控えめなことも。
この記事では、日勤の基本的な働き方や、夜勤との違い、注意点をわかりやすく解説します。これから働き方を選ぶ方にとって、自分に合ったスタイルを見極めるヒントになるはずです。

1.日勤とは?

日勤とは?

日勤とは、主に朝から夕方にかけて働く勤務スタイルのことです。一般企業で多く採用されており、「日中働いて夜は休む」という生活リズムを前提としています。
生活習慣を整えやすく、家族との時間や趣味の時間も確保しやすいため、ワークライフバランスを重視する人には人気の働き方です。

日勤の一般的な勤務時間

日勤の勤務時間は「8時~17時」「9時~18時」「8時~20時」「9時~21時」など、職場や業種によってさまざまなパターンがあり、休憩時間を除いた実労時間は8時間~12時間程度となるのが一般的です。
土日休みや長期休暇のあるケースもあり、家庭と両立しやすい点が魅力です。ただし、繁忙期には残業がある場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

日勤と夜勤の違いを比較表で解説

 日勤と夜勤の違いを比較表で解説

日勤と夜勤の違いは、働く時間帯と生活リズムにあります。日勤は朝〜夕方までの勤務で、夜はしっかり休めるのが特徴。一方、夜勤は深夜帯の勤務で、体への負担は大きくなりがちですが、その分手当がついて収入はアップします。
工場によっては「日勤のみ」「夜勤専属」「交替制」など勤務形態が選べる場合もあるので、自分のライフスタイルや体力に合った働き方を選ぶことが大切です。

2.日勤で働くメリット

日勤で働くメリット

日勤は、働く時間帯が日中に限られているため、生活リズムを保ちやすく、家族や友人との時間も確保しやすい働き方です。ここでは、日勤ならではの代表的なメリットを3つに分けて紹介します。

生活リズムを保ちやすい

毎日決まった時間に起床し、日中に仕事をこなす日勤は生活リズムを保ちやすく、心身ともに健康的な生活を送りやすい点がメリットです。また生活リズムが朝型になることで休日も朝早くに起きやすく、時間を有効活用しやすい点も魅力です。

家族との時間を持ちやすい

日勤は日中に働いて夜に帰宅するため、家族と生活リズムが合わせやすく、夕食や団らんの時間を取りやすいのが大きなメリットです。子どもの送り迎えや家庭行事にも対応しやすく、家族との関係を大切にしたい人には理想的な働き方といえます。

公共機関が使いやすい

基本的に日勤で働く場合、電車やバスなどは朝から動いていますので、通勤や退勤する際は問題なく公共機関を利用することが可能です。
一方で深夜帯に働く夜勤は、電車やバスなどの公共機関が使えないことがほとんどです。そのため通勤手段が徒歩や自転車、タクシーなどに限られてしまいます。

3.日勤で働くデメリット

日勤で働くデメリット

健康的に働ける日勤ですが、デメリットにはどのような点があるでしょうか。以下で解説します。

通勤ラッシュにあたる可能性が高い

日勤では、通勤や帰宅ラッシュに巻き込まれやすい点がデメリットといえます。多くの企業では日勤を導入しているため、同じ時間帯に電車やバスなどの公共機関が混雑してしまいます。満員電車が苦手という方は、乗客が多いピークの時間帯は避けて通勤や退勤をするなどの対応が必要です。

夜勤より時給が低い場合が多い

夜勤では割増賃金となる深夜手当が付くことが多いですが、日勤ではそのような手当てが付かないため、夜勤よりも給与が低い場合が多いです。そのため日勤では、技術や知識のスキルアップに励んで給与のアップを目指す、繁忙期に残業を増やすことで残業手当をつけるなどの稼ぎ方がおすすめです。

3.夜勤の基礎知識も押さえておこう

夜勤の基礎知識も押さえておこう

夜勤は深夜の時間帯を中心に勤務する働き方です。勤務時間は「20時~翌5時」「21時~翌6時」「21時~翌9時」など、日をまたいで勤務することになりますが、実労時間は日勤と同じく8時間~12時間程度となります。

夜勤には深夜手当(割増賃金)が付く

夜勤には深夜手当(割増賃金)が付く

労働基準法では「22時~翌5時」の時間帯の深夜労働に対して、通常賃金の25%以上の深夜手当(割増賃金)を支払うよう定めています。
たとえば、通常(日勤)の時給が1000円の場合、深夜労働の時間帯は時給が1250円以上にアップするのです。同じく月給制の場合も、1時間あたりの基礎賃金を計算し、深夜手当となる25%以上の割増賃金が支払われます。そのため、深夜労働の時間帯を含む夜勤で働いた方が、昼勤のみで働くより給与は高くなります。

職場によっては準夜勤というシフトも

職場によっては、日勤・夜勤以外に「準夜勤」というシフトを組んでいる場合もあります。準夜勤とは「午後(夕方)に出勤して深夜に退勤」する働き方で、勤務時間は「16:00~翌1:00」「16:30~翌1:30」など、実労8時間程度となるのが一般的です。

夜勤で働くメリット・デメリット

働く時間帯や賃金に違いがある夜勤に、プラス面・マイナス面があります。以下、それぞれの働き方のメリット・デメリットについて見ていきましょう。

  メリット デメリット
夜勤 ・日勤よりも効率的に稼げる
・通勤ラッシュのストレスが少ない
・役所や銀行、病院などにも行きやすい
・生体リズムが乱れやすく体調管理が難しい
・家族や友人と疎遠になりがち
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夜勤のメリット・デメリットについて詳しくはコチラ!
夜勤のメリットとデメリットを徹底解説

4.夜勤で働く際の注意点

ここからは、夜勤に関する法的な基礎知識や、夜勤で働く際の注意点について解説します。

夜勤は日をまたいでも「出勤1日」となる

夜勤は日をまたいでも「出勤1日」となる

夜勤は日付が変わる深夜0時をまたいで働くため、一般的な暦日(暦<こよみ>の上での1日)の考え方に基づくと、2日分の勤務になると思うかもしれません。しかし、日をまたいだ夜勤を2日勤務として扱うと、法律で定めた休憩時間や残業代が不要(短縮・減額)になるケースもあるため、労働者に負担や不利益が生じてしまいます。
こうした点を考慮し、労働基準法では「2暦日にわたる1勤務については、始業時刻の属する日の労働として、1日の労働と解する」と定めています。つまり、夜勤で日をまたいで働いても、出勤は1日としてカウントされるわけです。たとえば、月曜日の20時から翌火曜日の5時までの夜勤であれば、「月曜日の勤務」として扱われ、実労時間は休憩1時間を引いた8時間として扱われます。

年少者は深夜労働を含む夜勤ができない

年少者は深夜労働を含む夜勤ができない

正規・非正規の雇用形態を問わず、パートやアルバイトの従業員でも夜勤で働くことはできますが、労働基準法では、原則として満18歳未満の年少者の深夜労働を禁止しています(※)。よって17歳以下の人は、基本的に深夜労働を含む夜勤のシフトでは働けませんので、24時間体制の工場やコンビニなどでアルバイトをする際には注意しましょう。
(※)交代制で勤務する満16歳以上の男性のほか、農林水産業・保健衛生業といった一部の業種に限り、満18歳未満(満15歳年度末以上)でも深夜労働が認められる場合があります。

妊産婦は夜勤から外してもらうのがベター

妊産婦は夜勤から外してもらうのがベター

妊産婦の夜勤に関しては法律上禁止されていませんが、労働基準法の「母性保護規定」により、妊産婦が自ら夜勤免除を希望した場合、企業側はそれを受け入れなければいけないとしています。やはり、夜勤はどうしても体力的な負担が大きくなるため、妊娠中・出産前後の女性は無理や我慢をせず、夜勤から外してもらうのがベターでしょう。

5.多くの工場で採用する交替制勤務とは?

では次に、多くの工場で採用されている交替制勤務について解説します。

日勤・夜勤を交替で繰り返す勤務体系

日勤・夜勤を交替で繰り返す勤務体系

交替制勤務とは、1日の勤務時間を日勤・夜勤(準夜勤)のシフトに分け、複数の従業員が交替で勤務する勤務体系です。24時間フル稼働する大手製鉄・自動車・半導体などの工場では、ほとんどの職場で交替制勤務を採用しており、従業員が交替で製造現場を支え、工場の稼働が止まらないようにしています。また、介護施設や病院、物流センター、宿泊施設、コンビニなど、24時間体制の職場でも交替制勤務が多く採用されています。
交替制勤務は、休みを挟んで日勤・夜勤(準夜勤)のシフトを数日ごとに繰り返しながら、メリハリのある働き方ができるのがメリットです。一方で、昼夜が逆転して生活リズムが乱れやすくなるため、慣れるまでは体力的にしんどいと感じるかもしれません。

交替制勤務には2交替制・3交替制がある

交替制勤務には2交替制・3交替制がある

交替制勤務には、1日の勤務時間を2つに分け、日勤・夜勤のシフトを交互に繰り返す「2交替制」と、1日の勤務時間を3つに分け、日勤・夜勤・準夜勤などのシフトをローテーションする「3交替制」の2種類があります。
たとえば、週休2日の2交替制では、2日間の休みをはさんで日勤と夜勤が入れ替わります。4連続の日勤を経て2連休を取った後は、4連続の夜勤となり、2連休の後はまた4連続の日勤というパターンを繰り返します。
また、週休2日の3交替制では、2日間の休みをはさんで日勤・夜勤・準夜勤のシフトが入れ替わります。4連続の日勤を経て2連休を取った後は、4連続の準夜勤となり、2連休の後は4連続の夜勤というパターンを繰り返します。
どちらの交替制を採用し、どのように休日とシフトを組んでいるかは職場によって異なりますので、働く際には事前にしっかりと確認し、自分の生活スタイルに合った勤務体系の職場を選ぶことが重要です。

交替制勤務について詳しく知りたい方はコチラ!
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6.日勤のみ・夜勤のみという働き方は可能?

日勤のみ・夜勤のみという働き方は可能?

先述したように、24時間稼働する多くの工場では、日勤・夜勤(準夜勤)を交替で繰り返す交替制勤務が基本となります。とはいえ、体力面や家庭の都合などで昼間の時間帯しか働けない人や、効率的に稼げる夜勤専属で働きたい人もいると思います。もちろん、工場の業種や仕事内容によっては、日勤のみ・夜勤のみで働ける職場もありますし、本人の希望に合わせてシフトを調整してくれる場合もありますので、事前に確認しておきましょう。

日勤のみ・夜勤のみという働き方は可能?

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