ニートを卒業したい人は必読!社会復帰への第一歩や就活のポイントを伝授!
2025/5/8 更新
-
■目次
- 1.ニート卒業に向けた第一歩とは?
-
2.ニートから卒業できない原因をチェック
-
・社会に出ることや失敗が怖い
・仕事をする自信や意欲がない
・人との関わりやコミュニケーションに不安がある
・やりたい仕事・できそうな仕事がない
・ニートをしている自分に負い目がある
-
3.ニート卒業に向けて今すぐできる準備
-
・規則正しい生活で心身を整える
・適度な運動を心がける
・身だしなみを整える
・失敗を学びとしてポジティブに考える
・ニート卒業の決意を周囲の人に宣言する
-
4.ニート卒業に向けた仕事の選択肢や就活のポイント
-
・まずはアルバイトや派遣などで働いてみる
・在宅ワークを始める
・就職しやすい業界・職種で正社員を目指す
・仕事に役立つ資格を取得する
・できるだけ早く就活をスタートする
・前向きな姿勢で面接に臨む
-
5.ニートからの就職におすすめの就活支援サービス
-
・ハローワーク
・地域若者サポートステーション
・若年者のためのワンストップサービスセンター
・就職・転職エージェント
-
6.まとめ
ニート卒業に向けた第一歩とは?
ニートを卒業して社会復帰したいけれど、「働く自信がない、やりたい仕事がない、何から始めればいいのかわからない」と悩んで、なかなか行動を起こせない人も多いのではないでしょうか。
そこで、ニート卒業への第一歩として押さえておきたいのが、「ニートになった理由」や「ニートから抜け出せない原因」を明確にして、自分自身の現状を客観的に把握することです。「なぜ自分はニートをしているのか」という根本的な要因と向き合い、「今できることは何か」「どんな解決策や選択肢があるのか」を考えることで、行動を起こすきっかけがつかみやすくなるからです。
たとえば、「一度就職したが仕事内容が合わず退職した」という理由でニートになったのであれば、その業種や職種は避けた方がいいと判断できます。また、「対人関係に不安がある」「スキルに自信がない」という理由でニートを続けてきたのであれば、「人との関わりが少ない仕事を選ぶ」「未経験から挑戦できる仕事を探す、資格を取得する」など、さまざまな解決策や選択肢が考えられるでしょう。
もちろん、簡単に解決策が見つからない場合もあると思いますが、まずは「ニート卒業のハードル」となっている要因をしっかりと認識することで、社会復帰に向けた準備や就職活動も進めやすくなるはずです。
ニートから卒業できない原因をチェック
ニートから卒業できない原因は人それぞれにあると思いますが、ここではよくあるケースの一例を紹介します。以下、自分に当てはまるケースがあるかどうか、ぜひチェックしてみてください。
-
-
●社会に出ることや失敗が怖い
●仕事をする自信や意欲がない
●人との関わりやコミュニケーションに不安がある
●やりたい仕事・できそうな仕事がない
●ニートをしている自分に負い目がある
-
社会に出ることや失敗が怖い
不登校や就職活動の失敗、退職などがきっかけで家に引きこもり、そのままニートになってしまうケースです。学校生活や就活、職場で失敗・挫折した経験がトラウマになり、そこから生じる「社会に出るのが怖い」「もう失敗したくない」という意識が、社会復帰への大きな壁となっている可能性があります。
仕事をする自信や意欲がない
内閣府発表の「令和4年版 子供・若者白書」によると、ニートが求職活動をしない理由として最も多いのは、「病気やケガ」というやむを得ない事情ですが、それを除くと「知識・能力に自信がない」「急いで仕事に就く必要がない」の回答が多くなっています。仕事に就く自信や意欲がないことで、就職を先送りにしてしまうことが、現状から抜け出せない原因のひとつとして考えられるでしょう。
人との関わりやコミュニケーションに不安がある
職場でのコミュニケーションや人間関係の構築に苦手意識があり、就職活動に踏み切れないケースもあります。とくに、学生時代や以前の職場で対人関係のトラブルを経験していると、人との関わりやコミュニケーションに対する不安感が、行動のブレーキとなってしまう可能性があります。
やりたい仕事・できそうな仕事がない
「やりたい仕事が見つからない」「何をしたいのかわからない」という理由で、ニートから抜け出せない人も多くいます。また、仕事の実務経験やスキルがないニートは、「どうせ就職できない」「自分にできる仕事なんてない」と、はじめから諦めてしまう人もいるようです。
ニートをしている自分に負い目がある
ニートをしている自分に負い目を感じ、就職活動に踏み出せない人も少なくありません。とくに、採用選考の面接で「なぜ就職しなかったのか?」「なぜニートになったのか?」と面接官から問い詰められたらどうしよう……と不安になり、応募自体をためらってしまう人も多いようです。
ニート卒業に向けて今すぐできる準備
ニートから卒業するためには、まずこれまでの生活習慣や考え方を見直し、心身のバランスを整えるこが大切です。ここからは、ニート卒業に向けて心身の健康やモチベーションを養うために、今すぐ始められる準備を5つ紹介します。
-
-
●規則正しい生活で心身を整える
●適度な運動を心がける
●身だしなみを整える
●失敗を学びとしてポジティブに考える
●ニート卒業の決意を周囲の人に宣言する
-
規則正しい生活で心身を整える
ニートをしていると、昼夜が逆転したり食事が不規則になったりと、生活リズムが乱れやすくなります。生活リズムの乱れは、心身の健康に悪影響を及ぼすだけでなく、仕事を始めても「朝起きられない」「通勤がきつい」「仕事に身が入らない」など、さまざまな支障が生じる可能性があります。
まずは、毎朝6~7時に起床して太陽の光を浴び、夜は10~11時までに就寝するようにしましょう。三食も決まった時間に摂り、間食をやめて栄養バランスの良い食事を心がけることが大切です。こうして、日々の生活リズムを整えるだけで、日常生活や気持ちに余裕ができ、自分の将来に対して前向きに考える時間も増えるでしょう。
適度な運動を心がける
適度な運動も基礎体力をつけ、心身のバランスを保つことに役立ちます。手軽に始められる運動としては、1日30~40分程度のウォーキングが好適です。ウォーキングを始めると外出の機会が増えるので、家に引きこもりがちな人にもおすすめです。また、身体を動かすことで気分転換や適度な疲労感も得られ、心身のリフレッシュや快眠効果も期待できるでしょう。
身だしなみを整える
ニート生活を続けるうちに、「服装や髪形に気を遣わなくなった」という人も多いのではないでしょうか。しかし、家にいるからといって、ボサボサの髪でだらしない恰好をしていると、気持ちまでルーズになってしまいます。
就職活動の面接では、社会人にふさわしい清潔感のある身だしなみが、面接官に好印象を与える重要なポイントとなります。就活を始めようと思ったら、スーツや靴をそろえる、髪や爪を切る、ヒゲを剃るなど、まず身だしなみを整えることからスタートしましょう。身なりをきちんとすることで気持ちも引き締まり、就活への意欲も湧いてくるはずです。
失敗を学びとしてポジティブに考える
ニートのなかには、失敗を恐れて前に進めない人もいますが、失敗しなければ得られない学びや経験もたくさんあります。たとえば、就職活動で失敗した経験も、見方を変えれば価値のある学びとなります。たとえ一時的に落ち込んだとしても、そこから「なにが原因で失敗したのか」「次はどうすればいいのか」とポジティブに考えて行動すれば、自身の成長や成功につながることもあるのです。
ニート卒業の決意を周囲の人に宣言する
家族や友人に「ニートをやめて就職する!」と宣言することで、就職活動に踏み切ることへの不安や迷いが消え、ニート卒業に向けてモチベーションを維持することにもつながります。周囲の人たちも仕事探しの相談に乗ってくれたり、就活を応援してくれたりと、心強い味方となってくれるでしょう。
ニート卒業に向けた仕事の選択肢や就活のポイント
ニートから卒業する意思を固めて準備が整ったら、就職・就業に向けて本格的に行動を起こしましょう。以下、ニート卒業に向けた仕事の選択肢や、就職活動を進める際のポイントを解説します。
-
-
●まずはアルバイトや派遣などで働いてみる
●在宅ワークを始める
●就職しやすい業界・職種で正社員を目指す
●仕事に役立つ資格を取得する
●できるだけ早く就活をスタートする
●前向きな姿勢で面接に臨む
-
まずはアルバイトや派遣などで働いてみる
ニート生活からいきなり正社員になるのは、体力的・精神的にハードルが高いと感じる人もいるでしょう。現時点で正社員として働く自信がないのであれば、まずは気軽に始められるアルバイトやパート、単発の派遣社員や契約社員として働き始め、成功体験を積むことで自信をつけていくのもおすすめです。
また、正社員登用制度のある企業を選べば、アルバイトやパートとして働きながら正社員になれる可能性もありますので、制度の有無や登用条件を応募時に確認しておくといいでしょう。
在宅ワークを始める
外に出て働くことに不安がある人は、自宅でできる仕事から始めてみるのもいいでしょう。未経験でもできる主な在宅ワークとしては、シール張りや袋詰めなどの内職、データ入力、文字起こしなどがあります。
また、プログラミングや記事のライティング、デザイン、語学などの知識・経験があれば、それらのスキルを生かした在宅ワークを始めるのもおすすめです。たとえば、システムエンジニアやプログラマー、Webライター、デザイナー、イラストレーター、翻訳者などは、自宅でできる仕事が多いため、対人関係や通勤にストレスを感じやすい人にも好適です。
就職しやすい業界・職種で正社員を目指す
ニートから思い切って正社員就職を目指すなら、人手不足の業界・職種や未経験歓迎の求人を選ぶのがおすすめです。人手不足の業界は求人件数が多く、応募の条件や就業のハードルも低い傾向にあります。とくに、製造業・建設業・運輸業・介護業・サービス業などの職種は、慢性的に人手が不足しているので、実務経験やスキルがないニートでも比較的スムーズに採用される可能性があります。
仕事に役立つ資格を取得する
中途採用では即戦力を求める求人も多いため、まず仕事に役立つ資格を取得してから、正社員を目指すのもいいでしょう。資格を持っていると就職に有利になるとともに、自分に自信がつくという利点もあります。
ニートでも比較的取得しやすい資格としては、「介護職員初任者研修」「フォークリフト・クレーン免許」「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」「ITパスポート試験」「宅地建物取引士」「登録販売者」などがあります。いずれの資格も、受験に必要な条件(実務経験や学歴などの受験資格)はありませんので、気になる資格があればぜひチャレンジしてみましょう。
できるだけ早く就活をスタートする
ニートから正社員就職を目指すなら、早めの行動がカギとなります。ニート期間が長期化すると、採用担当者に「働く意欲がないのでは?」とマイナスな印象を与えやすく、採用選考で不利になる可能性があるからです。20代のうちは若さやポテンシャルが評価されても、30代以降になると実務経験やスキルを求める傾向が強まるため、できるだけ早く就職活動を始めることをおすすめします。
前向きな姿勢で面接に臨む
先述したように、就職活動の選考過程の中でも、とくに「面接が不安・怖い」と感じているニートの人は少なくないようです。ニートを続けてきたことに対して、面接官から問い詰められそうなイメージがあるからです。
しかし、面接官は決して弱点を責めようとしているのではなく、求職者の意欲を見極めるために質問しているのだと捉え、嘘をつかずにはっきりと答えること重要です。たとえ安易な気持ちでニートを続けてきたとしても、まず事実を正直に話した上で、その反省から「将来を考えて真剣に就職を目指している」ことをしっかり伝えましょう。
ニートからの就職におすすめの就活支援サービス
では最後に、ニートからの就職に役立つ就活支援サービスを紹介しましょう。利用すれば仕事選びや就職活動に関するさまざまなサポートが受けられるので、一人で就活を進めるのが不安な人や、何から始めればいいのか悩んでいる人にもおすすめです。
ハローワーク
全国の各都道府県に設置されているハローワーク(公共職業安定所)では、全国各地の豊富な求人の中から、自分にマッチした仕事を紹介してもらえます。職業相談や面接指導、応募書類作成などのサポートも無償で受けられるので、一人で就活を進めるより安心感もあるでしょう。また、ハローワークの求職者を対象にした職業訓練などの支援制度もあり、就職に必要な知識やスキルを身に付けることができます。
地域若者サポートステーション
全国に177ヵ所設置されている「地域若者サポートステーション(通称サポステ)」は、就学・就業していない15~49歳までの人を対象にした就職支援の公的機関です。個別の就職相談をはじめ、コミュニケーション講座、ビジネスマナー講座、就業体験、面接指導など、さまざまなサポートを通して求職者の就業をバックアップしています。
若年者のためのワンストップサービスセンター
全国の46都道府県に設置されている「若年者のためのワンストップサービスセンター(通称ジョブカフェ)」は、若者の就職支援をワンストップで行う公的施設です。各地域の特色を生かした就職セミナーや職場体験、カウンセリングや職業相談、職業紹介などさまざまなサービスを提供しており、ハローワークに併設されている施設もあります。
就職・転職エージェント
就職・転職エージェントとは、求職活動全体をサポートしてくれる民間サービスです。登録すれば、自分の希望や能力に合った仕事選びはもちろん、自己分析や面接対策、応募書類の添削・作成など、就職活動で必須となるさまざまな支援を受けることができます。就職のプロに相談しながら就活を進められるので、就活が初めてのニートの人も、ポイントをしっかり押さえて取り組めるのがメリットです。
まとめ
今回は、ニート卒業に向けた準備とともに、ニートが仕事探しや就活を進める際のポイントを解説しました。
現在ニートを続けている人の中には、「どうせ就職なんてムリ」と諦めている人もいるかもしれません。しかし、ニートからの社会復帰は十分可能ですし、実際にニートから卒業して社会で活躍している人もたくさんいます。
「どうすればいいのかわからない」と一人で悩んで、あれこれネガティブに考えていても、現状を変えることはできません。ぜひこの機会に、周囲の人や就活支援サービスのサポートを受けながら、ニート卒業に向けて新たな一歩を踏み出してください!
── 日総工産の<工場求人ナビ>では、製造業に特化した紹介予定派遣の求人を多数掲載しています。専門コーディネーターによるお仕事探しやアドバイス、研修プログラムによる人材教育など、就活のサポート体制も充実。まずは下記ボタンから、お気軽にエントリー&ご応募ください!
