フリーターからなれる職業10選!未経験から正社員就職を目指すコツを伝授!
2025/10/2 更新
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■目次
- 1.フリーターからなれる職業の特徴
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・学歴を問わず未経験者を歓迎している
・人手不足で多くの人材を求めている
・特別なスキルを必要としない
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2.フリーターからなりにくい職業の特徴
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・専門的なスキルが必要
・募集枠が少ない
・新卒採用が中心
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3.フリーターから就職しやすいおすすめの職業10選!
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・営業職
・製造職(工場の作業スタッフ・機械オペレーターなど)
・介護職
・建設業(施工管理職、大工、とび職など)
・物流業ドライバー
・IT職(ITエンジニア・プログラマーなど)
・サービス業(接客・飲食業、販売職など)
・警備員
・事務職
・公務員
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4.フリーターからなれる職業の探し方
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・求人サイトで探す
・ハローワークを利用する
・就職・転職エージェントを利用する
・アルバイト先の正社員登用制度を利用する
・【コラム】期間工から正社員になる方法もアリ
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5.なりたい職業がわからない場合の対処法
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・やりたくない仕事から考えてみる
・身につけたいスキルや資格から考える
・職場の雰囲気や面接官の印象で判断する
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6.フリーターの仕事選びのポイント
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・自己分析で自分の強みや希望を明確にする
・企業研究・業界研究を行う
・希望条件を言語化して優先順位をつける
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7.フリーターからなれる職業に関するQ&A
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・Q:フリーターは無職扱いですか?
・Q:フリーターからすぐに正社員になれる仕事はありますか?
・Q:フリーターから正社員に就職するまでの流れは?
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8.まとめ
フリーターからなれる職業の特徴
「フリーターからなれる職業や、就職しやすい職種って何だろう?」と、仕事探しであれこれ迷っているフリーターの人も多いのではないでしょうか。まずは、フリーターでも正社員になりやすい職業の特徴を見ていきましょう。
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フリーターから就職しやすい職業の特徴
●学歴を問わず未経験者を歓迎している
●人手不足で多くの人材を求めている
●特別なスキルを必要としない
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学歴を問わず未経験者を歓迎している
学歴や経験を問わない求人は、本人の意欲やポテンシャルが重視される傾向にあるため、正社員の職歴がないフリ―ターにも狙い目です。未経験者を歓迎する企業は、今後の成長を見込んで人材を一から育成するため、働きながらスキルアップを目指すこともできるでしょう。
人手不足で多くの人材を求めている
人手不足の業界・職種は求人件数が多く、応募の条件や就業のハードルも低い傾向にあります。たとえば、製造業や建設業、運輸業、介護業、接客・サービス業などは、慢性的に人手が不足しており、仕事への意気込みや適性が認められれば、フリーターでも比較的スムーズに採用される可能性があります。
特別なスキルを必要としない
特別なスキルを必要としないのも、フリーターから就職しやすい職業の特徴です。とくに、単純作業やルーティンワークがメインの仕事は、一度仕事を覚えればすぐに活躍することもできるでしょう。
フリーターからなりにくい職業の特徴
一方で、フリーターからなりにくい仕事もあります。以下、フリーターからの就職が難しい職業の特徴を見ていきましょう。
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フリーターからの就職が難しい職業の特徴
●専門的なスキルが必要
●募集枠が少ない
●新卒採用が中心
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専門的なスキルが必要
機械設計やシステムエンジニアなど専門スキルが必要になる仕事は、フリーターからの就職はやや難しくなります。専門的なスキルが求められる職業を目指す場合、まず未経験からできる関連業務で実務経験を積み、スキルを磨きながらキャリアアップしていくのが一般的です。
募集枠が少ない
なかなか募集枠が発生しない仕事は、即戦力となる優秀な人材を企業側が厳選していると考えられるため、フリーターよりも正社員経験のある人の方が採用されやすいといえます。募集枠の少ない仕事に就きたい場合は、先述したケースと同じく、まず未経験からできる関連業務で実務経験を積みながら、自身のスキルを磨いていく必要があります。
新卒採用が中心
新卒採用が中心の業界は中途採用を行っていない企業も多いため、フリーターからの就職は難しいと考えられます。とくに、金融業界やゲーム業界、コンサルティング業界や大手メーカーなどは、大卒の新卒者を対象に大量募集をかける傾向にあるため、中途採用枠で就職活動するフリーターは、そもそも応募できない可能性が高くなります。
フリーターから就職しやすいおすすめの職業10選!
ここからは、フリーターでも正社員を狙えるおすすめの10職種を紹介します。自分の興味・関心や適性に合わせて、仕事選びの参考にしてみてください。
営業職
営業職は学歴・経験を問わない求人が多く、フリーターでもチャレンジしやすい職種といえます。営業成績に応じたインセンティブ(報奨金)を設けている企業も多いので、成果に応じて高収入を目指すことも可能です。コミュニケーション能力や提案力があり、結果を出すことにやりがいを感じられる人であれば、どんな業界でも活躍できるチャンスがあります。
製造職(工場の作業スタッフ・機械オペレーターなど)
工場に勤務する製造職は、学歴や経験を問わない大手メーカーの求人も多く、製造現場で経験を積めば、リーダーや管理職にキャリアアップすることも可能です。具体的な仕事内容は工場によって異なりますが、重量物を扱ったり夜勤があったりする場合は、給与が高く設定されているケースが多いようです。モノづくりに興味のある人はもちろん、ひとつの作業に集中して取り組める人や、手先が器用な人にもおすすめの職種です。
介護職
慢性的に人手が不足している介護現場の仕事は、経験・資格不問の求人が多いため、フリーターでも比較的採用されやすい傾向にあります。また、働きながら介護系の資格を取得すれば、昇給&キャリアアップも目指せます。人と接することが好きな人や、人の役に立ちたい人、福祉介護の分野に興味がある人なら、大きなやりがいを持って働けるでしょう。
建設業(施工管理職、大工、とび職など)
人手不足や高齢化が進む建設業界では、未経験の若手人材を積極的に採用しています。肉体労働や危険を伴う作業もありますが、その分、給与を高めに設定している企業が多いので、体力に自信があれば高収入を狙えるでしょう。また、働きながら施工管理技士や重機運転などの資格を取得すれば、さらなる収入アップ&キャリアアップも目指せます。
物流業ドライバー
人手不足が深刻化している物流業界のドライバーも、フリーターが挑戦しやすい職種のひとつです。基本的に運転中は一人なので、人と関わるのが苦手な人にもおすすめです。荷物の配送・集荷・積み下ろしなどが主な仕事内容となりますが、車両重量・積載量によっては中型・大型免許が必須となり、荷物の積み下ろしや長時間の運転には、それ相当の体力や集中力が求められます。
IT職(ITエンジニア・プログラマーなど)
IT系の職種はニーズが高く未経験歓迎の求人も多いため、フリーターでも入社後に専門的なスキルを習得して、ITエンジニアやプログラマーとして活躍できるチャンスがあります。プログラミングの言語や新しい技術を学ぶ意欲のある人なら、将来的に活躍の場も広がるでしょう。
サービス業(接客・飲食業、販売職など)
店舗の販売スタッフや飲食店のサービススタッフ、ホテルのフロントスタッフやウエディングプランナーなども、フリーターが就職しやすい職種のひとつです。いずれも接客業務がメインとなるため、高いコミュニケーション能力はもちろん、顧客に対する細やかな心遣いやサービス精神がある人に向いています。
警備員
警備員の仕事も人手が不足しており、経験を問わず幅広く募集されています。警備の仕事には、ビルや商業施設での入退管理・巡回といった監視業務のほか、現金輸送車の護衛、交通・雑踏警備、システムトラブルに対処する機械警備など、さまざまな種類があります。いずれも、街や人、施設の安全を守る仕事なので、業務に対する使命感と責任感が求められます。
事務職
社内の文書作成やデータ入力、電話・来客対応など、事務職の業務内容は多岐にわたりますが、ワード・エクセルなどを扱うPCスキルやタイピングに自信がある人なら、未経験のフリーターでも活躍できるチャンスがあります。ただし、事務職は応募者が多く競争倍率が高い傾向にあるため、入念に準備してから就職活動に臨むことが大切です。
公務員
社内の文書作成やデータ入力、電話・来客対応など、事務職の業務内容は多岐にわたりますが、ワード・エクセルなどを扱うPCスキルやタイピングに自信がある人なら、未経験のフリーターでも活躍できるチャンスがあります。ただし、事務職は応募者が多く競争倍率が高い傾向にあるため、入念に準備してから就職活動に臨むことが大切です。
フリーターからなれる職業の探し方
いざフリーターから正社員に就職しようと思っても、どうやって仕事を探せばいいのかわからない……という人も多いのではないでしょうか。以下、フリーターが自分に合った仕事を探す方法を4つご紹介します。
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フリーターが自分に合った仕事を探す方法
●求人サイトで探す
●ハローワークを利用する
●就職・転職エージェントを利用する
●アルバイト先の正社員登用制度を利用する
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求人サイトで探す
求人サイトには、さまざまな企業の求人情報がリアルタイムで掲載されていますので、自分にマッチした条件の仕事が見つかる可能性もあるでしょう。求人サイトを利用する際には、自分の希望や経歴と親和性の高いキーワードを一緒に検索し、できるだけターゲットを絞ることで、よりマッチング度の高い求人を見つけやすくなります。
ただし、求人サイトでの仕事探しは基本的に自分一人で行うことになるため、就職活動に不安のある人は、他の方法と併せて進めることをおすすめします。
ハローワークを利用する
厚生労働省が運営するハローワーク(公共職業安定所)では、地元企業を中心とした全国の求人の中から、自分の希望や適性に合った仕事を無料で紹介してもらえます。面接指導や履歴書の添削、面接日程調整などのサポートも受けられるため、自分一人で就職活動を進めるより安心感もあるでしょう。また、ハローワークの求職者を対象にした職業訓練などの支援制度もあり、就職に必要な知識やスキルを身に付けられるのもメリットです。
就職・転職エージェントを利用する
就職・転職エージェントは、求職活動全般をサポートしてくれる民間のサービスです。エージェントに登録すれば、自分の希望・適性に合った仕事選びはもちろん、自己分析や面接対策、応募書類の添削・作成など、就職活動で必須となるさまざまなサポートを受けることができます。プロのアドバイザーに相談しながら就職活動を進められるので、ポイントをしっかり押さえて、就職の成功率を高められるのがメリットです。
アルバイト先の正社員登用制度を利用する
アルバイト先の企業に正社員登用制度があれば、フリーターでも正社員になれるチャンスが高くなります。正社員登用制度とは、非正規雇用の従業員(アルバイトやパート、派遣・契約社員など)を、そのまま正社員として登用する制度です。正社員に登用されるためには、勤務期間や勤務態度、年齢、登用試験合格などの条件を満たす必要がありますが、仕事内容や職場環境を把握したうえで正社員になれるので、新しい仕事や会社を探すよりミスマッチが生じにくいのがメリットです。
【コラム】期間工から正社員になる方法もアリ
正社員登用制度のある製造業の大手メーカーでは、とくに期間工(期間従業員)の正社員登用に多くの実績があり、なかには登用率が80%を超えるメーカーもあります。製造業や工場ワークに興味がある人は、期間工から正社員を目指すという方法もありますので、ぜひチェックしてみてください(以下参照)。
なりたい職業がわからない場合の対処法
フリーターの中には、「なりたい職業がわからない」と悩んでいる人もいるでしょう。なりたい職業ややりたい仕事が見つからない場合は、以下のような対処法を試してみてください。
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なりたい職業・やりたい仕事がない場合の対処法
●やりたくない仕事から考えてみる
●身につけたいスキルや資格から考える
●職場の雰囲気や面接官の印象で判断する
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やりたくない仕事から考えてみる
なりたい職業がわからないのであれば、逆に「仕事でやりたくないこと」を考え、消去法で選択肢を絞ってみましょう。まず自己分析の手法で、自分が不得意なことや苦手なこと、仕事で避けたいことなどを書き出していきます。たとえば、「人とあまり関わりたくない」「コミュニケーションが苦手」という人は、接客業や営業の仕事は外した方がいいと判断できます。また、「体を動かすのが苦手」「肉体労働はしたくない」と思うのであれば、体力が求められる現場系の職種を外し、デスクワーク系の職種から探していくといいでしょう。
身につけたいスキルや資格から考える
なりたい職業・やりたい仕事ではなく、仕事を通してどのようなスキルを身につけたいのか考えるのもひとつの方法です。とくに、自身の強みや興味を生かせるスキルを身につけられる職種は、自分に向いている可能性があります。また、興味のある資格を取得して、仕事に生かせるスキルを習得しておけば、就職活動でもより有利になるでしょう。
職場の雰囲気や面接官の印象で判断する
なりたい職業がどうしても思いつかない場合、まずは気になる企業に応募してみて、面接で来社した際に感じた職場の雰囲気や、面接官の第一印象で判断するのもいいでしょう。職場(働いている社員)の雰囲気や、面接官の印象が良いと感じたのであれば、入社後もストレスなく働けるといった期待が持てます。
逆に、職場や面接官の印象が悪ければ、ストレスのたまる働き方を強いられる可能性があるため、就職先の候補から外した方がいいと判断できます。このように、仕事という観点だけでなく、社風から就職先を検討してみるのもひとつの方法です。
フリーターの仕事選びのポイント
ここからは、フリーターの仕事選びや、就職活動を進める際のポイントを3つ紹介します。
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フリーターの仕事選び&就職活動のポイント
●自己分析で自分の強みや希望を明確にする
●企業研究・業界研究を行う
●希望条件を言語化して優先順位をつける
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自己分析で自分の強みや希望を明確にする
就職活動を始める際に仕事探しの軸が決まっていないと、やみくもにエントリーしてミスマッチが生じやすくなるため、まずは自分の強みや希望を具体的に書き出してみましょう。学生時代に学んだことやフリーターとして得た経験、興味のある業界や将来の目標などを洗い出し、その内容を掘り起こして分析することで、なりたい職業の方向性がつかみやすくなります。
企業研究・業界研究を行う
就職活動を進める際には、企業研究や業界研究も欠かせません。興味のある企業や業界について理解を深めることで、各企業や業界の将来性、働くイメージを具体化できるため、自分にマッチした就職先を見極めるのに役立ちます。また、気になる企業で会社説明会や見学会などを行っていれば、ぜひ足を運んでみることをおすすめします。
希望条件を言語化して優先順位をつける
仕事内容や給料、勤務体系、福利厚生など、希望条件を100%満たす求人を見つけるのは、現実的にほぼ不可能といえます。よって、自分の希望条件に優先順位をつけ、「○○の条件は絶対に譲れない」「◎◎程度の条件なら妥協できる」「△△の条件はあまりこだわらない」など、優先したい条件を明確に言語化することで、仕事探しの方向性がつかみやすくなります。
フリーターからなれる職業に関するQ&A
Q:フリーターは無職扱いですか?
A:無職とは「仕事をしていない、働いていない」状態のことを指します。よって、正社員ではない非正規雇用であっても、アルバイトやパートなどで働いているフリーターは無職ではありません。
また、面接などでフリーターが職業を聞かれたら「アルバイト」「パート」など雇用形態で答えるか、「飲食店従業員」「アパレル販売員」「工場スタッフ」など、具体的な職種名で答えてもかまいません。
Q:フリーターからすぐに正社員になれる仕事はありますか?
A:フリーターから正社員になりやすいのは、求人の募集要項に「未経験OK」「学歴・経歴不問」などの記載がある仕事です。とくに、営業職や介護職、製造職、飲食業、販売職などは、未経験歓迎の求人が多い傾向にあるので狙い目です。
Q:フリーターから正社員に就職するまでの流れは?
A:フリーターが正社員になるまでの流れは、「求人探し」⇒「履歴書・職務経歴書の作成」⇒「求人に応募」⇒「書類選考通過」⇒「面接」⇒「内定承諾」⇒「アルバイト・パート先を退職」⇒「入社」となります。一般的なケースでは、正社員として就職するまでに2ヵ月前後かかることが多いため、それを見越して就職活動のスケジュールを組むといいでしょう。
まとめ
今回は、フリーターからなれる職業の特徴や就職しやすい職種、仕事選びのポイントなどをご紹介しました。
フリーターから正社員になれる職業は多岐にわたり、さまざまなキャリアの選択肢があることがお分かりいただけたでしょうか。とはいえ、多くの選択肢の中から自分に合った職業を探すには、自己分析や企業研究をしっかりと行ったうえで、念入りに就職活動を進める必要があります。また、就職活動では応募書類や面接の対策も必須となるため、「就活の進め方や取るべき対策がわからない」「一人で就活を進めるのが不安」という方は、ぜひ就職エージェントに相談してみることをおすすめします。
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