システムエンジニア(SE)はやめとけと言われる理由や向いていない人の特徴
2025/12/18 更新
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■目次
- 1.「システムエンジニア(SE)はやめとけ」と言われる5つの理由
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①納期に追われて激務になりやすい
②緊急のトラブル対応を求められる
③つねに最新情報のキャッチが必要となる
④顧客とチームメンバーとの板挟みになる
⑤給料が上がりにくい多重下請け構造
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2.システムエンジニア(SE)をやめておくべき人の特徴
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①根気のいる細かい作業が苦手な人
②自ら学び続ける意欲がない人
③計画性をもって自主的に行動できない人
④コミュニケーションに苦手意識がある人
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3.システムエンジニア(SE)に向いている人の特徴
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①物事を論理的に考えられる人
②柔軟性や適応力がある人
③学習意欲が高い人
④コミュニケーション能力が高い人
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4.システムエンジニア(SE)のメリットを含めたリアルな実情
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①平均年収が高い傾向にある
②仕事のやりがいや達成感が大きい
③長時間労働が改善されている企業も多い
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5.未経験からシステムエンジニア(SE)になるには?
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①「未経験OK・研修制度あり」の求人を狙う
②ITの基礎知識やプログラミングを学ぶ
③IT関連の資格取得も検討する
④応募企業について念入りにリサーチする
⑤IT系に強い就職・転職エージェントを利用する
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6.まとめ
「システムエンジニア(SE)はやめとけ」と言われる5つの理由
クライアントのニーズに基づき、さまざまなシステムの設計・開発・運用・保守を担うシステムエンジニア。IT業界の代表的な職種のひとつですが、ネットなどでは「システムエンジニアはやめとけ、仕事がきつい」といった意見も見受けられます。
まずは、なぜシステムエンジニアの仕事がネガティブに言われるのか、その主な理由を5つ取り上げて解説します。
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《システムエンジニア(SE)の仕事がネガティブに言われる理由》
●納期に追われて激務(残業・休日出勤)になりやすい
●緊急のトラブル対応を求められる
●つねに最新情報のキャッチが必要となる
●顧客とチームメンバーとの板挟みになる
●給料が上がりにくい多重下請け構造
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納期に追われて激務になりやすい
システムエンジニアは顧客の要望に応じてシステムを開発し、決められた納期までに納品しなければいけません。しかし、システム開発のプロジェクトは想定外のトラブルが起きたり、急な仕様変更が入ったりすることも多く、当初の作業計画が大きく狂ってしまうケースも少なくありません。その結果、納期までのスケジュールがタイトになり、必然的に長時間の残業や休日出勤が増えてしまう傾向にあるようです。
緊急のトラブル対応を求められる
システムエンジニアの仕事では、運用後のシステム障害で緊急の対応が生じることもあります。とくに24時間365日稼働するシステムを扱う企業でトラブルが起きた場合、深夜や休日でも対応しなければいけないこともあります。このように、システムエンジニアは通常の業務だけでなく、労働時間外にも臨機応変に対応する必要があるため、心身ともにストレスを感じるかもしれません。
つねに最新情報のキャッチが必要となる
IT業界は技術の進歩が非常に速く、システムエンジニアとして活躍し続けるには、最新技術やトレンドをつねにキャッチし、自身のスキルを継続的にアップデートしていかなければいけません。そのため、プライベートな時間を使って新たな技術を習得したり、自主的に勉強会に参加したりする必要があり、終わりのない勉強にプレッシャーを感じる人もいるようです。
顧客とチームメンバーとの板挟みになる
システムエンジニアは顧客の要望をヒアリングし、それを開発チームのメンバーに伝えてプロジェクトを進めていく役割を担います。ときには、顧客から納期の前倒しやコストカットを求められる一方で、開発チームからは技術的制約などの課題が出されることもあります。そうした状況の中で、顧客とチームの意見をうまく調整しながら、プロジェクトを最善の形でまとめていくシステムエンジニアは、ストレスを抱えやすい立場にあるといえるでしょう。
給料が上がりにくい多重下請け構造
日本のIT業界は、大手企業から中小企業へと段階的に案件が下請けに出される「多重下請け構造」が根強く残っています。この構造では「元請け」⇒「一次下請け」⇒「二次下請け」……と段階が下がるほど、各層で引かれる中間マージンによって受注金額(受け取る報酬額)が下がっていきます。結果として、最下層の下請け企業で働くシステムエンジニアは、「仕事量と報酬が見合わない」「成果を上げても給料に反映されない」といった不満を抱えやすいようです。
システムエンジニア(SE)をやめておくべき人の特徴
どんな仕事にも「やめておけ」「きつい」と言われる部分はありますし、人によって向き・不向きもあります。ここでは、システムエンジニアに向いていない人、システムエンジニアをやめておくべき人の特徴を解説します。
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《システムエンジニア(SE)に向いていない人の特徴》
●根気のいる細かい作業が苦手な人
●自ら学び続ける意欲がない人
●計画性をもって自主的に行動できない人
●コミュニケーションに苦手意識がある人
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根気のいる細かい作業が苦手な人
開発プロジェクト全体に携わるシステムエンジニアですが、根気のいる細かい作業も少なくありません。たとえば、プログラムコードの作成やシステムのテスト、ドキュメント更新などを行う際には、細部まで注意を払って単調な作業を繰り返す必要があり、それを地道にコツコツと続ける根気が求められます。そのため、集中力が必要な細かい作業や、根気のいる反復作業が苦手な人には、モチベーションの維持が難しくなるでしょう。
自ら学び続ける意欲がない人
IT業界は情報刷新のスピードが非常に速く、数ヵ月で新しい技術が主流になったり、業界のトレンドが変化したりすることもしばしばです。そのため、つねに最新の技術や開発手法などを自ら学ぶ意欲がない人は、業界の流れについていけず、仕事のパフォーマンスが低下してキャリアの停滞にもつながる可能性があります。
計画性をもって自主的に行動できない人
開発プロジェクトを円滑に進行させ、指定の期日までに納品するためには、各フェーズのタスクを的確に管理・推進する計画性が不可欠となります。また、トラブルが発生した際には、その原因を迅速に特定し、解決策を講じなければいけないため、自ら考えてアプローチする行動力が求められます。よって、計画的に物事を進められない人や、状況に応じて自主的に行動できない人には、システムエンジニアの仕事は厳しいかもしれません。
コミュニケーションに苦手意識がある人
人とのコミュニケーションに苦手意識があることも、システムエンジニアをやめておくべき特徴のひとつとして挙げられます。システムエンジニアは、顧客やチームのメンバーとコミュニケーションを重ねながら、それぞれの意見をまとめてプロジェクトを進めていきます。そのため、周囲とうまくコミュニケーションが取れないと、業務を円滑に進めるのが難しくなる可能性があります。
システムエンジニア(SE)に向いている人の特徴
では次に、システムエンジニアの仕事に適性のある人、システムエンジニアに向いている人の特徴を見ていきましょう。
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《システムエンジニア(SE)の仕事に適性がある人の特徴》
●物事を論理的に考えられる人
●柔軟性や適応力がある人
●学習意欲が高い人
●コミュニケーション能力が高い人
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物事を論理的に考えられる人
システム開発のプロジェクトでは、各工程における情報を整理し、順序立てて考えていく必要があります。たとえば、「どのような順番で情報を処理するか」「どこでエラーが発生する可能性があるか」といったことを論理的に考え、問題が起きた際も、その原因と解決策を段階的に考察・検証していかなければいけません。また、顧客やチームメンバーの意見を調整する際にも、それぞれの意見を的確に判断する論理的思考力が必須となるでしょう。
柔軟性や適応力がある人
システム開発のプロジェクトでは、想定外のトラブルや要件変更などが発生することも多々あります。そうしたイレギュラーの事態に対して、迅速かつ柔軟に対応できる能力は、システムエンジニアに求められる重要な資質のひとつといえます。つねにプロジェクトの全体像と進捗を把握しつつ、状況や変化に応じて柔軟に対応できる人は、チームの生産性向上やプロジェクトの成功に大きく寄与できるでしょう
学習意欲が高い人
目まぐるしく技術が刷新されるIT業界において、システムエンジニアは最新の技術や開発手法を自ら学び続け、自身のスキルを継続的にアップデートしていく必要があります。そのため、「いち早く新しい技術に触れたい」「知らないことを調べるのが楽しい」という人は、学び続けることを負担ではなく刺激ととらえ、システムエンジニアとして働く楽しさや、仕事の面白さを実感できるでしょう。
コミュニケーション能力が高い人
先述したように、システムエンジニアは顧客やチームメンバーとコミュニケーションを取る機会が多くあります。とくにプロジェクト進行中は、要件定義・進捗確認・問題提起・課題解決に関する意見交換など、さまざまな場面で周囲と頻繁に対話を重ねます。そうした際に、相手の要望や意図を正確に理解し、自分の考えを明確に伝えるコミュニケーションスキルがあれば、プロジェクトの円滑な進行を支えることができるでしょう。
システムエンジニア(SE)のメリットを含めたリアルな実情
「システムエンジニアはやめとけ」というネガティブな意見がある一方で、その実状を見ると、働くメリットや魅力的な面も数多く存在します。ここからは、システムエンジニアのメリットや魅力を含めたリアルな実情を解説します。
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《システムエンジニア(SE)のメリットを含めたリアルな実情》
●高年収&収入アップが期待できる
●仕事のやりがいや達成感が大きい
●長時間労働が改善されている企業も多い
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高年収&収入アップが期待できる
厚生労働省「賃金構造基本統計調査(令和5年)」のデータから算出すると、システムエンジニア(ソフトウエア作成者)の平均年収は約560万円となっています(毎月の給与額と年間賞与から算出)。国内一般労働者の平均年収が約470万円であることから、システムエンジニアの平均年収は相対的に高い水準にあるといえるでしょう。
また、システムエンジニアの平均年収を年代別にみると、20~24歳が約340万円、25~30歳が約450万円と年齢を重ねるにつれて増加し、55~59歳の約730万円がピークとなっています。一部では「システムエンジニアは給料が上がりにくい」という意見もありますが、年代別の平均年収の傾向を見ると、年齢とともに実務経験やキャリアを積むことで、収入アップを狙えるチャンスが十分あることがわかります。
※参考資料/厚生労働省「賃金構造基本統計調査(令和5年)」
賃金構造基本統計調査 令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
仕事のやりがいや達成感が大きい
システムエンジニアには、確かに大変な面もありますが、適性がある人にとっては、それを上回るやりがいや喜び、達成感が得られる仕事です。たとえば、以下のような点が挙げられるでしょう。
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●ゼロからモノづくりに携わる楽しさを実感できる
●エンジニアとしての専門スキルや、チームで働くスキルが身につく
●顧客や社会の課題を解決する喜び・やりがいが得られる
●新しい技術・知識に触れる刺激や学ぶ楽しさがある
●プロジェクト完了時に大きな達成感が得られる
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長時間労働が改善されている企業も多い
IT業界は残業や長時間労働が多い傾向にあるといわれていますが、ここ近年は働き方改革の浸透により、残業削減や長時間労働の改善に取り組む企業も増えています。人事総合ポータルサイト「日本の人事部」が全国のITエンジニアに対して行った調査によると、約4割の人が「働き方改革で長時間労働が改善された」と実感しています。
長時間労働というイメージがあるシステムエンジニアですが、働き方改革を推進している企業に就職・転職すれば、ワークライフバランスを取った働き方が期待できるでしょう。
※参考資料……人材採用・育成、組織開発のナレッジコミュニティ「日本の人事部」
ITエンジニアの4割が「長時間労働」改善を実感! 派遣社員はもっと働きたいという声も | 『日本の人事部』
未経験からシステムエンジニア(SE)になるには?
専門的な知識や技術を要するシステムエンジニアは、未経験から目指すのは難しいと考える人も多いかもしれません。しかし、情報技術の進展とともにシステムエンジニアのニーズが高まるなか、IT業界では慢性的なエンジニア不足が指摘されており、未経験者の採用・育成を積極的に行う企業も増えています。
以下、未経験からシステムエンジニアを目指す際のポイントや注意点を解説します。
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《未経験からシステムエンジニア(SE)を目指すには?》
●「未経験OK・研修制度ありむの求人を狙う
●ITの基礎知識やプログラミングを学ぶ
●IT関連の資格取得も検討する
●応募企業について念入りにリサーチする
●IT系に強い就職・転職エージェントを利用する
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「未経験OK・研修制度あり」の求人を狙う
まずは、「未経験歓迎・未経験OK」や「研修制度あり」の記載がある求人を探してみましょう。もちろん、未経験者を対象にした求人は、専門スキルを持った経験者向けの求人と比べると、給料などの面で劣るかもしれません。しかし、未経験者を受け入れる企業は、今後の成長を見込んで一から人材を育成するため、実務経験やスキルがなくても採用される可能性が高く、入社後の研修や実務を通して、仕事に必要な専門スキルを身につけることができます。
ITの基礎知識やプログラミングを学ぶ
未経験からシステムエンジニアを目指す場合、基本的なIT知識を学んでおくことをおすすめします。たとえば、IT業界で使われる基本用語や基礎的なプログラミングの知識があると、入社後の学習がスムーズに進みやすく、より早く仕事に慣れることができます。
また、いきなりシステムエンジニアを目指すのはハードルが高いと感じる人は、まずプログラマーとして経験を積むという方法もあります。プログラマーの実務を通してシステム開発のノウハウを知ることで、よりスムーズにシステムエンジニアを目指しやすくなるでしょう。
IT関連の資格取得も検討する
システムエンジニアになるために必須の資格はありませんが、未経験からエンジニアを目指す第一歩として、IT関連の資格取得に向けた学習もおすすめです。とくに、実務経験を問わず受験できる国家資格「ITパスポート」「基本情報技術者試験」は、未経験者でも比較的取り組みやすく、ITの基礎知識を体系的に学ぶことができます。これらの資格はITの基礎知識を有していることの証明にもなるため、就職活動の選考においても有利に働く可能性があるでしょう。
応募企業について念入りにリサーチする
システムエンジニアの求人を検討する際には、応募先の企業について念入りにリサーチすることが大切です。仕事内容や働き方は企業によって大きく異なるため、以下の点について事前にしっかりと確認しておくことが、入社後のミスマッチを防ぐ重要なポイントとなります。
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●求人の募集要項に記載された「具体的な仕事内容」「配属先」「キャリアパス」を必ずチェックし、自分が希望する業務を行えるかどうかを確認する。
●不明な点あれば面接時に質問し、残業時間や休日出勤などの労働環境についても確認しておくと良い。
●企業のHPや求人サイトなどで、社員のインタビューや口コミ、ブログなどをチェックし、職場環境や社風、働き方などの具体像を把握する。
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IT系に強い就職・転職エージェントを利用する
未経験からシステムエンジニアを目指すなら、IT系に強い就職・転職エージェントを利用するのもおすすめです。エージェントに登録すれば、自分の希望・適性に合った仕事選びはもちろん、非公開の求人を紹介してもらえる場合もあります。また、IT業界に精通したプロのアドバイザーに相談しながら、応募書類の書き方や面接対策などのサポートも受けることができるので、ポイントをしっかり押さえて、就活の成功率を高められるのがメリットです。
まとめ
今回は、「システムエンジニアはやめとけ」と言われる理由とともに、向いている人・向いていない人の特徴、システムエンジニアのメリットや実状、未経験から目指す際のポイントについて解説しました。
一部では「やめておけ」という声も聞かれるシステムエンジニアですが、適性がある人にとっては、大きなやりがいと成長機会を得られるメリットの大きい職業です。どんな仕事にも大変な部分はありますし、それをどう捉えて判断するかは人それぞれ。何よりも重要なのは、現実をきちんと理解したうえで、その仕事が自分に向いているのか、プラスになるのかを冷静に判断することです。
IT職に興味があり、柔軟性や集中力、論理的思考力、学習意欲、コミュニケーション能力といった資質を備えた人であれば、未経験からでもシステムエンジニアとして活躍できるチャンスは十分あります。本記事を読んで「自分には適性があるかも」「自分はやめておく必要はない」と思った方は、IT業界を担うシステムエンジニアとして、自身のキャリアをスタートさせてみてはいかがでしょうか。
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